はじめに
今年も本当にあっという間の一年でした.
最近は一週間以上前のことを思い出すのも大変になってきたので,将来の自分のためにも毎年恒例の振り返りをしておきたいと思います.
参加していたコンペ
kaggle
- 1st and Future - Player Contact Detection 97 / 939(ソロ銅)
- IceCube - Neutrinos in Deep Ice 57 / 812(ソロ銅)
- Vesuvius Challenge - Ink Detection 120 / 1249(ソロ銅)
- GoDaddy - Microbusiness Density Forecasting 78 / 3547(ソロ銀)
- HuBMAP - Hacking the Human Vasculature 96 / 1021(ソロ銅)
- Google Research - Identify Contrails to Reduce Global Warming 95 / 954(ソロ銅)
- ICR - Identifying Age-Related Conditions 376 / 6430(ソロ銅)
- Bengali.AI Speech Recognition 64 / 744(ソロ銅)
- Child Mind Institute - Detect Sleep States 149 / 1877(ソロ銅)
- CAFA 5 Protein Function Prediction 161 / 1625(ソロ銅)
ソロ銀×1,ソロ銅×9でした.
これまでのコンペ参加から得られた経験を元に,最低限の試した方がいい工夫を,公開されているnotebookや自身の過去のコードに追加することで,baselineを超えるスコアは出せるようになったものの,そこから新たな応用などを行うことで,周りと差分を出していく部分がほとんどできておらず,金圏とは無縁の一年でした.
また,コンペ終了後に上位者の解法を読んで,なるほどと理解できるレベルあたりまでしかやり込めていなかったものがほとんどでした.
来年は一つだけでもいいので,最後まで精一杯やり切ることを一つの目標にしたいと思います.
個人的な変化としては,画像系のコンペにも挑戦しました. また,ICRでNotebookで初めて金のメダルをいただきました. ICRはNotebookのメダルだけでなく,公開されている後処理は,LB向上に偶然寄与しているだけであり,最終スコアではむしろスコアが悪化する可能性が非常に高いことに,手元のCVで気づいたので,discussionも投稿しました. 実際,公開されている後処理は最終スコアを悪化させており,それらをそのまま適用した参加者は順位が悪化していました. このあたりは,運要素の強かったコンペだったこともあり,最終的な順位は何とも言えませんが,多少の成長を感じることができました.
英語が苦手なこともあり,あまりNotebookやdiscussionを投稿できていませんが,今後も無理のない範囲で,投稿していくことができたらと思います.
kaggle以外
- 第1回 金融データ活用チャレンジ (signate)29位(+Databricks賞)
- 野菜取引価格の予測(ProbSpace)2位
- 金融時系列予測(Nishika)21位
- yukiCup 2023 Summer 14位(尿酸値賞)
- yukiCup 2023 Autumn 66位
- atmaCup#15(atmaCup)50位
- atmaCup#16(atmaCup)182位
- オルタナティブデータ分析チャレンジ 2023 奨励賞
kaggle以外も幅広く参加しておりました.
今年のatmaCupは惨敗でしたので,来年はリベンジしたいところです.
金融データ活用チャレンジは,来年1月から第2回が開催されるようです.
その他の活動
AIによるアドリブメロディ生成を行う大会である 弁財天 に参加しました.
また,秋には関東Kaggler会に参加しLT(ライトニングトーク)を行いました.(関東kaggler会に関しては「【第1回】関東Kaggler会の参加記」にまとめております.)
国内学会が中心ですが,学会での発表5件,査読付き論文の執筆を行いました. また,今年から査読の依頼も引き受けるようになり,微力ではありますが,分野に貢献することができました.
あとは,出身研究室が10周年だったのでOB・OG会を企画し,開催できたのもとても良かったなと思っております.
総括
少しずつではありますが,活動の範囲を広げることができました. それゆえに,一球入魂することができていないのも事実なので,そのあたりのバランスを考えていきたいと思います.(来年こそはkaggleでソロ金をとりたいです...)
今年の目標をいくつか立てていたのですが,「ブログ記事の執筆」,「多くの人と関わる」,「研究活動に力を入れる」あたりは及第点かと思います.
とはいえ,学会,イベント後の懇親会,オフラインでのイベントにも,例年に比べて積極的に参加したことで,多くの方とお話しさせていただくことができ,楽しい一年になりました. 挙げ始めたらきりがありませんが,第1回 金融データ活用チャレンジ の懇親会,yukiCup 2023 Summer,オルタナティブデータ分析チャレンジ 2023の最終審査会,弁財天など,本当にいろいろとお世話になりました. 来年も,前年対比でオフラインのイベント参加回数を増やしていけたらと思いますので,ぜひ見かけた際には気軽にお声がけいただけますと幸いです.
ご飯とかのお誘いもお待ちしております!
あとは,休みという休みを作るのが下手なので,2ヵ月に1回はオフの日を作るのを来年の目標にできたらと思います.
おわりに
今年もたくさんの人にお世話になりました. 来年もどうぞよろしくお願いいたします.